ここでは離れて暮らす息子・娘の様子をつかむ上で、探偵の素行調査が有効な場合について説明します。
息子・娘と良い関係にあるなら、頻繁に電話連絡したり、互いに行き来をすれば十分です。
しかし、下記の条件に複数当てはまる場合は、探偵の素行調査は有用な選択肢です。
子供の生活に不審な点がある場合というのは、いろいろなケースが考えられます。
この中でも最初の3つは非常に多いケースだといえます。
最初の2つは家出・失踪につながっていきます。
女子で仕送りやバイトでは到底買えないようなブランド物を身に着けて、ファッションが派手になっていたら、3番目が疑われます。
どれも親が問いただしたりしてもぜったいつかめない問題行動です。
学校や仕事での挫折は家出・失踪につながる場合があり、その目的が自殺の場合もあります。
この行動は女子より男子に多く、決まって親が地方在住で子供が都心の一人暮らしです。
大学生の場合、留年決定と就職失敗が2大契機です。
社会人の場合は、仕事で行き詰まった、会社の人間関係が苦しい、解雇されたといった場合に起きやすいです。
以上は若い大人の家出の典型的なパターンであると、大手興信所・原一探偵事務所の家出人捜索部門の探偵から聞いています。
実はもう学校や会社には行っておらず、一人で抱え込んで悶々と暮らしているのかもしれません。
家出や自殺に走る前に、親が問題を察知して手を差し伸べてやれば、傷が深くなる前に立ち直ることができるはずです。