故郷で暮らす老いた両親を心配して素行調査を行う人もいます。
目的はいくつかあるので、代表的な物を紹介しましょう。
探偵の素行調査より、はるかに安価なサービスがたくさんあります。
例えば、警備会社が機器を家屋に設置して、様子の確認や救急駆け付けをしてくれるサービスがあります。
郵便局では定期訪問して、様子を家族に伝えるサービスを提供しています。
電力会社、ガス会社なども同様のサービスを始めました。
地元のスーパーが限界集落に車で移動販売に回り、そのついでに様子を確認する例も見られます。
ただ、このようなサービスには限界もあります。
元気であることさえ分かればいいのなら、これで十分なのですが、もう少し突っ込んで調べたいことがある場合に対応できません。
そういう時、探偵の素行調査が役に立ちます。
妻に先立たれた父を久しぶりに実家に訪ねたら、見知らぬ女が住みついていた・・・
最近、こういう話がとても多いです。
誠実な方との老いらくの恋なら結構ですが、結婚となると相続権が発生し、子供としては黙っていられないでしょう。
後妻業といって、資産のある高齢男性を狙って、財産目当てに結婚を繰り返す女性もいます。
二人の暮らしぶり、相手の出自・経歴、相手が単独で行動する時の素行などを調べたいと思うのは当然ではないでしょうか。
探偵なら相手の近所の噂も聞き込みで拾えます。
老親が宗教や詐欺商法にのめりこんでいる気配がある場合も心配です。
老後の蓄えはもちろん、不動産なども全部取られてしまう危険があります。
こういう場合、得てして老親は子供の干渉をうるさがり、遠方からは様子がつかみにくくなります。
不審な人物の出入りをチェックし、もしいた場合は何処から来ている誰なのか、調べたいはずです。
探偵ならこういう事にも対応できます。
最近、高齢者の運転する車が事故を起こす例が多発しています。
直接の原因は、アクセルとブレーキの踏み間違えや高速道路の逆走などが多いです。
そういう人も直近の過去に遡れば無事故・無違反の人が多数派と判明しており、今まで大丈夫だったからこれからもそうとは決して言えないのです。
しかし、高齢者は自分の運転に自信を持っていて、免許返納には頑として応じない人が多いです。
子供の心配をうるさがり、同乗確認も嫌がったりします。
そういう親御さんの運転する車を車両尾行して、動画記録することも探偵ならやってくれます。
センターラインはみだし、信号無視、停車標識無視、急発進急停止などがたくさん記録されていたら、すぐに免許返納を説得すべきです。
親と関係が悪く、子供の連絡を嫌っている場合は安価な見守りサービスの利用は無理です。
家屋への機器設置や定期訪問結果の家族への報告などは拒否されるでしょう。
しかし、そういう場合でも、自分たちが訪ねていった場合以外の普段の暮らしぶりを知りたいというケースはあるはずです。
頑な性格の人の場合、近所ともトラブルになっている可能性があります。
そういうことを聞き込みで調べることも可能です。
探偵業界一の大手老舗・原一探偵事務所では、2017年から「高齢者見守りサービス」を提供しています。
老親当人の素行調査を行いたい場合、これを利用するのが便利です。
対象を尾行してその行動を撮影記録するという調査内容は、普通の素行調査と変わりません。
なのに、これは普通の素行調査より大幅に安いのです。